++ maru world ++

 真夏の小悪魔 (マル様・絵/Hal・詩) 
2007年07月30日(月)
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燦々と降り注ぐ真夏の太陽
青い空と青い海を背景に
ちょっぴり勿体ないけど
セクシー・ダイナマイト・バディ
今日は見せて……あ・げ・る

男たちの視線は真夏の太陽
小麦色の肌をジリジリ照らす
とっくに男たちは虜
セクシー・ダイナマイト・バディ
今日は許して……あ・げ・る

男たちの心は真夏の太陽
恋の炎がメラメラ燃える
その気にさせてごらん
セクシー・ダイナマイト・バディ
身も心も蕩け……さ・せ・て

ん? あなたの目も真夏の太陽
妬かない妬かない
よーく見ておくのよ
セクシー・ダイナマイト・バディ
少しは勉強になる……か・も・ね


 おかえりなさい (マル様・絵/Hal・詩) 
2007年01月13日(土)
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『何処にいらっしゃるの?』
呼びかけても答えはなく
深い闇がじわじわと押し寄せて
私の心を凍えさせていく

助けを求めるあなたの手
必死で手を伸ばしても
いつもあなたには届かない
何度も夢の中で泣き濡れた

僅かな可能性を信じ
あなたを探し続ける日々
もう一度あなたの声が聞きたい
あなたの笑顔に会いたい

『……ただいま』
不意に聞こえた愛しい声
凍り付いていた私の心を
一瞬で溶かしてしまった

あなたの優しい眼差しが
私を歓喜の渦へと巻き込む
あなたの温もりを肌に感じ
うれし涙が私の声を奪う

ボロボロになりながら
帰ってきてくれたあなた
全ての想いを込めて伝える
『おかえりなさい』


 俺の宝物  (マル様・絵/Hal・詩) 
2006年08月10日(木)
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勝気で甘えん坊の君に
いつも振り回されっぱなし
なのに 可笑しいよね
こんなに安らぎを覚えるなんて

純粋で元気いっぱいの君に
いつも押されっぱなし
なのに 不思議だよね
こんなに心強く思えるなんて

疎まれ 忌み嫌われ
孤独に苛まれていた俺
なのに 何の躊躇いもなく
無邪気な笑顔を見せる君

俺にもたれて眠る君
君の髪にそっと口づける
君の温もりは俺の宝物
俺の全てを賭けて護りとおす


 王女様の騎士  (マル様・絵/Hal・詩) 
2005年12月23日(金)
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澄んだ瞳 凛々しい姿
あなたは王女様の騎士
王女様の平和を守るため
細心の注意を払う騎士

優しい瞳 ひた向きな姿勢
あなたは王女様の騎士
王女様の笑顔を守るため
命をかけて戦う騎士

あなたの力になりたくて
気づかれないよう側にいる
あなたの視線の先には王女様
けっして届かぬ私の想い

私の心はあなたしかなく
あなたに私の姿は見せられぬ
ああ 何故にあなたは人間なの
いえいえ 何故に私は悪魔なの


 この羽はあなたのために  (マル様・絵/Hal・詩) 
2005年06月17日(金)
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あなたと初めて出会って
ドキドキ胸が高鳴ったあの日
それ以来わたしの心はあなたのもの
いつもあなたのことでいっぱいなの

あなたと初めて言葉を交わし
嬉しくて眠れなかったあの夜
それ以来わたしの心に羽が生え
しきりにあなたの胸に飛びたがる

お疲れ気味のあなたを見ると
この羽ジットリ湿りがち
あなたを遠くに感じるとき
わたしは哀れな飛べない小鳥

優しい笑顔のあなたを見ると
この羽フワリと軽くなる
あなたを近くに感じるとき
わたしは元気な空翔る小鳥

どこまでも広がる青い空
あなたと一緒に飛び回る
あなたとの幸せな未来夢見る
わたしはあなたの可愛い小鳥


 混沌  (マル様・絵/Hal・詩) 
2005年03月13日(日)
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 “混沌”

終わりのない戦いの日々
まさに弱肉強食の時代
混沌とした世の中
欲に目が眩んだ人間たち

がむしゃらに生きてきた
必死で自らを守ってきた
襲い来る敵をなぎ倒した
いつも間にか強くなった

「苦しくても負けるものか!」
「傷ついても立ち上がるんだ!」
自らを鼓舞し続けた
独りで生きる術を身に付けた

「わたしを守ってよー!」
「わたしを愛してよー!」
沈む夕陽に向かって叫ぶ
こんなわたしだって女なんだ……